BIKKE

BIKKEの声と詞世界を抜きにソウルセット・サウンドを語ることはできない。
そのヴォーカルは「ラップ」或いは「ポエトリー・リーディング」などと評されているが、そのどちらの様式も踏襲しておらず、誰にも的確に表現出来ない完全にBIKKEオリジナルのスタイルだ。
描き出す詞世界は作品ごとに様々な顔を持ち、その形態は音楽に留まらない。97年に書き下ろしの単行本『FOR SALE』(パルコ出版)、99年にはBARFOUT!にて連載していた「夜明けまで」と、ソウルセットのリリックを中心に集めた単行本『あきれるほどのゆくえ』(幻冬舎)、そして2000年には 写真家・平間至氏とのコラボレーション写真詩集『Hi-Bi』(メディアファクトリー)といった書籍を発表している。
ソウルセット活動休止中の2000年にはundercurrentのキーボードプレイヤー斉藤哲也とナタリー・ワイズを結成(01年には高野寛が正式に加入)、これまでに、[The Marbletron Sessions] (THINK! POP RECORDS/TPIP-9008)、[Nathalie Wise](Family Song/POLYSTAR/MTCA-5002)、[film,silence](ファイブスターズ/GSCA-9001) 、[raise hands high](ファイブスターズ / GSCA-6005)と、4枚のアルバムをコンスタントに発表し、新たなファン層を獲得した。さらにハルカリ、ホフ・ディラン、ザ・ユウヒーズ、HARCOなど多数のアーティストの作品にヴォーカル、プロデュースで参加、2005年には竹中直人監督・出演映画『サヨナラCOLOR』の音楽を担当するなど、多方面に活動の幅を広げている。
また、ソウルセットの作品中でも時折聴かれるBIKKEの優しく個性的な語りは様々なメデイアで注目され、ナレーターとして多数のテレビCMに起用されている。代表的な作品に日産マーチ、JINRO、日清カップヌードル、ヤナセ/ベンツ、SONY PSP、からだ巡茶、ミツカン金のつぶ“とろっ豆” etc.ライヴでの力強いヴォーカルとは異なるBIKKEの声の魅力が再確認できる。